村山家文書目録をデータベース化

鰹由豊を動画で説明しています。Excelデータは、一番下からダウンロード可能です。

 村山家文書は、石狩の場所請負人を務めた村山家が残したおよそ2,500点の資料です。
 幕末から明治初期の記録が非常に充実しており、幕末期に幕府が行った蝦夷地経営の詳細を明らかにする原典的資料として極めて高い価値を持っています。
 石狩市郷土研究会の村山耀一会長は場所請負人・村山伝兵衛の直系10代目に当たります。本会では定例的に村山家文書を読む会を開催し、文書の解読と歴史的な意味の分析に努めています。
 さて、村山家文書は、村山耀一氏が昭和59年に、当時の北海道開拓記念館に寄贈した1,000点余りと、北海道大学附属図書館北方資料室がそれに先んじて経路不詳で収蔵している1,500点余りの2カ所に保存されています。
 それぞれに、収蔵資料目録が作られ発刊されていますが、次の点で活用するには困難な面がありました。
①二つの館独自の項目で目録が作られているため、統一性がなく活用に制約がある。
②活字の出版物なので、データの並べ替えや、検索が難しい。
 一方、原文写真と活字目録がマイクロフィルムに記録されており、さらにマイクロフィルムをTIF形式の画像に記録したCDが石狩市民図書館を通して関係者である村山家に提供されていた。
 このことから、本会では、活字データをOCRによってExcelデータに変換し、TIFの原典画像を複数ページのPDFデータに変換して、リンクで結びつけることにしました。また、すでに解読していた文書もPDFデータとして、同様にリンクで結びつけることにしました。

次のリンクをクリックして、Excelデータをダウンロードしてください。

村山家文書目録データベース